長野県行政書士会

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特定行政書士ブラッシュアップ研修会

特定行政書士ブラッシュアップ研修会

2020年02月28日
令和2年2月10日(月)に長野県行政書士会館にて特定行政書士ブラッシュ研修会が開催されました。講師には東京都行政書士会所属で総務省行政不服審査会委員の伊藤浩先生をお迎えし、行政不服審査の概要、また、特定行政書士がどのような場面で活躍できるか、これからの将来性も含めて勉強させていただきました。

当日は20名の会員が集まり、普段なかなか勉強できないとても興味深い内容に、あっという間の3時間が過ぎていきました。

  「不服審査申請代理権は行政書士の仕事を拡げるためのものではない」というところから始まり、どうやって「実」を取り、また、依頼者の「最適解」は何かを第一に考えることが重要として、まずは行政の論理を学ぶことによって法令との照らし合わせの必要性と、行政の処分に不服がある場合の情報公開制度を大いに活用するよう説明を受けました。

 また、関連図を使って非常に分かりやすく不服審査の流れを学び、具体的な答申書も示しながら、受講者の質問も非常に積極的で活発なものになりました。

  令和2年2月現在、全国で4,114名の特定行政書士が行政不服審査申請代理権を持っていることになります。行政書士が紛争性のある分野に進出できたこと、対行政庁に対し、行政手続における牽制的ツールをもつことができたことなど、今後益々特定行政書士が活躍できるフィールドが拡がることに期待できます。現在特定行政書士の資格をお持ちの先生、そしてこれから特定行政書士の資格を受けようとする先生にとっても大いに興味深い講義になったと感じております。

  長野市内では雪が舞い、久しぶりの冬景色の中、伊藤先生には懇親会までお付き合いいただきました。そこでお聞きした中で、先生の趣味に日本の古城廃城の見学や探求があるそうです。ご興味のある方は是非次回お会いした際に先生との会話のきっかけにしてみるのもいいかもしれません。 次回も多くの先生がご参加され、活躍のフィールドが益々拡がりますことを祈念しております。                           (法務部員 木村和彦)

 

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