長野県行政書士会

ブラッシュアップ研修会開催

　若手からベテランまで県内各地から行政書士２０名の先生にご参加いただきました。１日目は農林建設部からは農地法について、運輸交通部からは丁種封印・OSS申請について、国際部は在留資格申請について、それぞれ講義が行われました。また、「未来の行政書士について考える」というテーマで、「我が行政書士人生に悔いなし」といえるような職業人生を送るためにどのような目標を持って職務に取り組んでいくのか、活発な意見交換が行われました。様々な年代、行政書士歴、経営形態の異なる参加者により、それぞれの経験が語られ、これからの職域の展開に大いに参考になりました。

１日目終了後の懇親会では、研修会とは違ったフランクな雰囲気で情報共有が行われていました。

２日目はパネルディスカッション「副会長が語るこれからの行政書士」、コンプライアンス研修、環境生安部による積替保管を含む産廃収集運搬許可、法務部による遺言、相続手続きについての研修が行われました。参加者からは、業務知識だけでなく、事務所経営や自身のキャリアについて考えるきっかけなったとの感想を頂きました。

会員の皆様におかれましてはブラッシュアップ研修会には参加されたことはありますでしょうか。多くの先生はまだ参加されたことはないかと思います。それもそのはず、ブラッシュアップ研修会は昨年度から開催されているからです。きっかけは新規研修会に参加された先生からいただいた「数年後にもこういった研修があったら良い」との感想からです。行政書士業務は範囲が広く、法改正も頻繁に行われることから、業務知識の研鑽が欠かせません。しかしながら、それらは疎かにされがちです。また、行ったことのない業務分野の話を聞くことで、新たな取り扱い業務に繋がることもあります。

２日間に渡る研修会参加は日程調整等大変だと思いますが、経験豊かな講師から実務経験に基づく講義や最新の情報提供が行われる、ブラッシュアップ研修会に来年も多くの先生方にご参加いただければと思います。