デジタルツール研修会第二回目のご報告
令和6年2月27日に、デジタル推進特別委員会と研修部は共催で、会員のI Tリテラシー向上を目的とした「デジタルツール研修会」の第2回目を開催いたしました。 昨年12月に開催をした研修会の第二回目です。
今回の講義テーマも「聞きたいけれど今更聞けない、でも聞けばすぐに業務の役に立つデジタルツールの使い方」として、1回目の研修会で行った「Googleアカウントでのクラウド上でのフォルダ保存と共有」の演習復習を行い、加えて行政書士業務で役に立つデジタル関連サイトやツールのご紹介の2部構成で行いました。
講師は、1回目に引き続いてデジタル推進特別委員会副委員長及び研修部員の涌井史明先生(北信支部)、そして、デジタル推進特別委員の岡田賢司先生(諏訪支部)が務めました。 前回同様にオンライン配信はデジタル推進特別委員会が担当し、長野県行政書士会会議室ではノートパソコンを持参された会員5名及び研修部員2名が集まり、オンライン受講は20名。 30名に及ぶ幅広い層の会員の方達に受講いただきました。
後半は、岡田講師による、業務に役に立つデジタル関連サイト・ツールの紹介がなされました。 あらかじめデジタル推進特別委員や研修部員から寄せられたデジタル関連サイトについて、実際にそのサイト画面をW E B上で開きながら、各々のサイトで得られる情報及びできること、事前登録の必要有無、有償か無償か、行政書士業務で活用できることを端的にご説明いただきました。 また、地図等の2次利用については、利用規約や著作権に留意しながら利用するようにとの注意喚起もありました。
行政書士にはお馴染みの日行連の報酬額統計や中央研修所をはじめ、証明書等取得時のための法務省管轄の登記ねっと、国より登記情報提供業務などの受託事業を行う団体による登記情報サービス、国土交通省管轄の国土地理院地図WEB、農林水産省管轄のeMAFF農地マップ、長野県管轄の信州くらしのマップ、そのほかにも公的機関のサイト及び民間団体が運営のサイトなど26種のサイト紹介がなされました。
登録年数の長い会員も初めて知る機会を得たサイトがあり、会場では「こんなサイトがあるのか、このような利用の方法があるのか」との声が上がっていました。 また、岡田講師からは、こういった行政書士業務に役に立つサイト情報についてお知らせくださいと声かけがあり、情報を会員間で共有することでの有益性をお話しいただきました。
全体で2時間半の長丁場の研修会となりましたが、非常に有益な情報を得る時間となりました。
I Tリテラシー向上のための研修会は、本年度初めて開催いたしました。 パソコン操作演習を伴って行った2回の研修会より得た課題や手応えを生かして、デジタル推進特別委員会と研修部では次年度以降もデジタル関連の研修会を予定しております。
行政への電子申請は、入管業務や建設業許可申請業務、入札関係等の一部で開始されており、今後ますます行政書士として活用が求められていきます。 登記に関する証明書や納税証明書等の取得時にインターネットでの申し込みを利用することで、受取時間の短縮などの業務時間効率化ができる場合もあります。
この研修会はオンライン受講も可能ですので、来年度以降もより多くの会員の方に受講いただければ幸いです。
(再掲)参考:I Tリテラシーとは(chatGPTに聞いてみました)
ITリテラシー(Information Technology Literacy)は、情報技術に関する知識とスキルを理解し、効果的に活用できる能力を指します。 具体的には、コンピュータやソフトウェア、ネットワークなどの情報技術を操作・理解し、情報を適切に評価・利用する能力を含みます。 ITリテラシーは現代社会においてますます重要視され、様々な分野で求められています。