長野県行政書士会

市民向け「相続・遺言セミナー＆無料相談会」報告

このセミナー＆無料相談会の企画は、昨年３月に開催して以来２度目になります。前回は一般の参加者が３名でしたが、今回は6名となり、少しずつではありますが、行政書士が行う相続業務の認知度が上がってきていると感じました。今回は、案内チラシのポスティングや新聞広告掲載など広報に力を入れたことも参加者が増えた要因です。前回参加者の中には、今回引き続き参加されたリピーターもいらっしゃいました。

今回のセミナーの副題は、「今後安心して暮らすために　遺される家族のために」。源頼朝の相続という架空の事例をもとに、相続人は誰で、財産をどのように遺すのか、基本から分かりやすく、また工夫して飽きさせないように説明されました。自筆証書遺言と公正証書遺言との違い、遺産分割協議書の内容をサンプルを使って紹介されるなど、事前に相続対策をすることの大切さを髙野先生らしく、とても丁寧に伝えられていました。約１時間半のセミナーでしたが、とても内容の濃い、参加された皆様にとっては有意義な時間だったのではないかと感じました。

その後の無料相談会では、一般の方５名が参加され、法務部の4名で相談を受けました。後見人制度の活用や相続の手続きに関することなど相談内容は多岐にわたり、日頃抱えておられる身近な悩みにお応えすることができました。行政書士の業務を周知し、社会的地位を高めるためにも、非常に有意義な相談会になったと考えております。

今後、益々重要性を増してくる相続対策。市民の皆様の期待に応え、また安心して暮らしていただくためにも、このような活動をこれからも継続し、行政書士としてその役割が果たせるよう貢献をして参ります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　法務部副部長　木村和彦